―切ない片思い―\r
やすの家で初めて出会った私達は次第にいつも溜まり場で顔を合わせるようになった
ゆうきはクールで中学生3年生とは思えないくらい大人びて綺麗な顔をしてる
学校もあまり行ってないらしく、としきともどうやって出会ったのかも謎だったが日が経つにつれて、ゆうきは誰よりも私達の仲間うちの中に馴染んでいった
ゆうきは中学生のくせに頭は金髪で家が遠いからってゆう理由で原付を乗り回し、毎晩のように溜まり場に来ては朝帰って行く
でもどんなに仲間に慣れてもどこか寂しげで一匹狼的なとこがあった
ゆき「ねぇゆうき…
何で初めて会った時、私を溜まり場に呼んだの?」
ゆうき「やすのアルバム見て顔を生で見たかったから…」
ゆき「顔を?…
で、どうだったの?」
ゆうき「どうって?」
ゆき「会って見てどうだった?って聞いてるの!」
ゆうき「……悲しくなったかな…」
悲しく?訳の分からない答えに私は聞きたい事がいっぱいあったのに…
でもゆうきの寂しげに窓の外を見つめる目に釘つけになってしまいそれ以上何も聞けなかった…
私、ゆうきが好きかも…