〜一週間後〜
雲水)月の結晶の在処が分りました
雲水と紫雲が雲ばぁに報告する
雲ばぁ)何処じゃ?
雲水)風家と雷家と雲家の間にございます聖堂の地下です
紫雲)見つけた者の話では、やはり雷家の気配を感じた様でした。なので、先走って探索は出来ませんでした
雲ばぁ)そうか、ならば明日に攻め込むぞ
こうして雷家との決戦の時が決まった
〜風紀たち〜
風紀・香雲・ナラビはあの後少し仲直りしたみたいで雲家の庭で満月を眺めていたが………
香雲)私も、雷斗との戦いは手を貸すけど、宝玉の封印は絶対に止めてみせるからね
香雲は満月を眺めながら自分の意思をハッキリ風紀に伝えると
風紀)分かっている
風紀は目線を満月から下げ、弱々しく返事すると
ナラビ)風紀兄ちゃん! 僕もお姉ちゃんと同じで絶対に封印させないよぉ
ナラビは今にも泣き出しそうな声で風紀に言うと、風紀はナラビの頭を撫でて
風紀)……分かっている
少し間を空けて言った
気まずい空気にした香雲は慌てて話題を変えた
香雲)そっそういえば、雲ばぁが本物の月の葉書を持っていた理由が分かったよ
ナラビ)なんで?
ナラビは流れかけた涙を拭きながら聞くと
香雲)元々一枚だけうちにあった見たいなんだけどさ、ほら月の葉書って強力じゃん。だから、党首だけに秘密裏に受け継がれていたみたいよ
香雲が説明すると
風紀)じゃあ、風家にもあったのか?もしかしたらあいつらはそれが目的で?
風紀が聞くと
香雲)それは分らないわ。けど、そんな事は明日雷斗にたっぷり問い詰めれば良いのよ
香雲が笑って言うと
風紀)それもそうだな
風紀も笑って答えると
八雲)皆さん! 明日に備えて早く戻って来て下さい
八雲が屋敷から、大きな声を出して3人を呼んだ。3人はそれに従って明日に備えて眠りについた