彼女「あー無意識に選んでしまうの原色の物(笑)」
でも失礼ながら私が関西人の派手好きにイメージしていた品のないイメージと彼女はかなり違っていた。
個性的でお洒落で目を引いた。
私「次どんなアイテムが出て来るか少し楽しみ」
彼女「えー何も意識してないよ」
それからは自分が身に着ける物にも変化が現れた。
綺麗な色とシックな色で悩んだら明るい色を選んだ。
原色なんてほとんど身に着けた事はなかったが、自然と手に取る様になった。
思い返すと彼女は派手な物をこなれた感じに使い込み、上手くアクセントにしていた。
そして大人しく見えた彼女が「目立ちたい」と言った事にもノックアウトされたのかもしれない。
それまで無難が一番と、暗い色の洋服に身を包んでいた私には、大げさだが服だけでなく無難に生きるという概念とは違う世界を彼女は持っていると思えた。
最近はどこでも派手な色や光り物を目にする様になった。明るい色を見ると色彩感覚がどんどん磨かれて行く様で嬉しくなる事に皆気付き始めたのか。
だから当時は彼女の雰囲気が眩しく見えた。
今私はその職場から離れてしまったけど、今でも彼女は東京のどこかでおっとりレジを打っています。
綺麗な色の小物を身に着けて。
雑談友達だったけど私を変えてくれた大切な彼女へ