これは実話を元に書きます。
一年前のこと。
私が卓球少年団に入って一年が過ぎた頃。
この恋は理科室から始まった。
いつもどうり理科の時間、理科室へ行き、自分のせきにすわる。
ふいに見た、同じ少年団に行っている、篤、通称あっちと目があった。
少し挨拶を交わし、ノートへと目を戻す。
あっちとはめったに話さないから、目が合うことじたいが珍しかった。
その後、理科の時間は毎回目が合うようになった。
そして、ある日の卓球少年団の日…
私は、休みたかった。が、行かなければ、と、根性を振り絞って行くことにした。
皆が一生懸命練習をしているなか、私たち小学生は話し込んでいた。
だが、私は友達に引っ張られ、練習をしていた。
あっちと友達の美咲は話している。
美咲とは、噂では篤が好きで、両想いだとか。
なかいいし…当たり前か〜と、適当に流してしまった。
あっちと美咲が練習を始めた頃、私たちはあっちたちの所へ。
すると、二人はあっさり練習を止め、私たちの所へ来た。
美咲がカルピスを飲んでいる。
「美咲、くれ」
あっちが言った。
美咲はあっさりOKし、私たちと雑談を始める。
間接キス。ラブラブだからできるのだろう。
私はそう思った。
あっちが立ち上がり…
「王様ゲームやろう」
と言い出した。
王様ゲームとは、勝った人が王様になっていく、簡単な遊びだ。
私は唖然としていた。
多分、眠かったんだ。
女子は全員拒否。
男子だけでやることになった。
また、ボーッと見ていると目の前に誰かの手が。
「!?」