日常茶飯事? 〜5〜

梨希  2006-05-07投稿
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「いやだから読んでんだよ。」

「よ、読んでる!?」

驚いた。いくらアホだからってそこまでするとは思わなかった。
いや、柔軟な脳はこう言う考え方をするのか。
あっ、そっか。裏の裏ぐらいを読んで・・・!

んな訳無いか。

「お兄ちゃん。そんなの暗号でもなんでもないっすよ。」

「あっ!そっか!なるほど〜。蓮、分かったのか?」

「話を進めすぎだコノヤロウ。」

「難しいな。」

「何度も言わせるなバカヤロウ。」

「バカとはなんだ!」

「馬に鹿と書く。」

「おぉ!お前物知りだなぁ!!」

「お褒めのお言葉ありがとう。」

本当に・・・バカと言うのか天然と言うのか…。
お兄ちゃんと生きていたら、一生死ななさそう。
口元がニヤける。

『蓮〜!啓〜!来て来て〜!!』  ☆啓とはお兄ちゃんの名前

奥の部屋からお母さんが呼ぶ声が聞こえた。

ここらでちょっと一休み。後で解いてやるからな。暗号。

〜続〜

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