〜ナラビ〜
崩れた天井からナラビの頭に小さな瓦礫が落ちて当たった
ナラビ)ううっ
そのきっかけでナラビは気絶から目を覚ました。起上ったナラビは辺りを見渡して状況を把握しようとした
ナラビ)風紀兄ちゃん? お姉ちゃん?
ナラビは不安そうな声で2人を呼んだ……が返事がない。この時初めて自分だけと言う事に気付いた様だ
多少なり不安だったが先に進むとまた少し広いスペースが現れた
その空間に入ると
「なんだよ、ガキかぁ」
部屋の奥から声が聞えた
ナラビ)誰!
ナラビは知らない声が聞こえたので警戒して叫んで聞くと、なんと奥から月の光を発している男が現れたのだ!
〜香雲〜
香雲)まんまと、雷斗の思惑通りにバラバラにされちゃった
香雲は冷静に今置かれている状況を把握していた
香雲)風紀の奴はほっといて………ナラビ君は大丈夫かな?
香雲はナラビの事を心配しつつも先に進んだ。先に進むと少し狭い空間があった
そこの入口に立った瞬間
「なによ〜 女?ハズレじゃない
奥からまたもや月の光を発している女が現れた
〜風紀〜
風紀)誰だ?お前は?
風紀も香雲・ナラビ同様、同じ状況になっていた。
風紀の目の前には、体がゴツくて月の光を発している中国人系のおっさんがいた
男)俺は三月衆。ここは通らせはしない風間風紀!!
男は静かに闘志を燃やしながら構えた
風紀)はっ、そう言う事か雷斗! おもしれぇ
風紀は不気味に笑みを浮かべる