私は、南川 楓 26歳
大手企業に努めるOL
仕事も人間関係も順調で、不満も無かった…
でも、何か物足りなかった…
仕事が終わり、人気の少ないバーに入った。
私はカクテルを頼み、一人で飲んでいた…
すると、隣に若いサラリーマンが座ってきた…
『今日は一人ですか?』
男に声を掛けられて、私はびっくりした…
『あ…はい。』
『こんなに綺麗なのに……勿体ないなぁ〜』
明らかにナンパをされていると思った…
私は一気にカクテルを飲み干し、店を出た…
(あぁ…ナンパかよ…)
私はコンビニでチューハイを買って、家で飲み直す事にした。
ガチャ…
ドアを開けると、真っ暗な世界が広がった…
この瞬間が一番虚しい気持ちになる…