栗沢のチームはほとんどレギュラーで組まれている。
それに比べこっちは、トップ下に神藤さん、CBに天池さん、去年補欠の庄司さんがキーパーで他はみんな１年だけ。
俺はCF、さらに奇跡といっていいくらいのヤツがこの学校に入っていた。
中学の頃、弱小のチームを引っ張り、県大会ベスト4まで上りつめた男、松崎 龍太（まつざき りゅうた）
彼はボランチ、かなりの実力の持ち主。
その他もなんとか、サッカー経験者で埋める事ができた。
いよいよ試合開始！
『じゃあ、30分二本でやるからな。』
栗沢
『先生、俺たちが勝ったら今までどおりに部活は俺たちが考えてるようにやらしてもらうよ。』
『おう、好きにしろ』
ピー
試合開始
やっぱりレギュラーだけありいい動きをしている。
だが、10分過ぎ、
松崎のキープから、神藤にボールがいき、
この時、何かわからないが、ゴールに向かって走っていた。
そこに、神藤からスルーパスがきた。
なんだろうこの感覚、走らされたっていう感じだった。
ここにくれば絶対にくる、そんな感じ。
きた瞬間、ダイレクトで打っていた。
だが、惜しくもゴールバーに当たり外にでてしまった…
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