朝の日差し。
「ん・・・、眩し・・・!」
昨日の事が気になる。何でサキはあの事について過剰に反応したのか。ユラは不安になる。
「ユラ、今昼12時だよ!遅いよ起きるの!」
ユラは相変わらずキョトンとしている。
「サキィ?だっけ?」
14才にしては幼い反応だが、何だかかわいらしい。
「外、行ってきていい?」
サキはまた反応した。昨日のことが脳に蘇る。
「だ、だめ、絶対・・・私、外はだめ・・・。怖い・・の・・・・・。」
何で?怖い?ユラは疑問に思った。
「何で?行こうよ。」
無理矢理サキを引っ張り、外に連れだし・・・・バタンッ
「サキ?」
サキは倒れていた。