奇妙な時空−第10話

あきは  2008-05-08投稿
閲覧数[325] 良い投票[0] 悪い投票[0]

再び不思議なモノをみつけてしまった。
またもや真夜中近く無性に喉が渇いて、家のすぐ傍の自販機まで行くことにした。

ガチャンッ

音を纏い取り出し口に姿を現した缶を取り出して、その場でプルトップを引き開けた。冷たい液体が喉を潤していくのを感じながら、何気なく辺りを見回した。

(あれ…?)

ひょんっ
奇妙な動きをして、目の前の民家の屋根の上で何かが跳ねた。
ひょんっひょんっ

リズミカルに跳ねるそれは反復横跳びでもしているかのようだが、どう見ても人間には見えない。

ひょんひょんひょん

呆然と見ているうちにそれは、ひょーんっと大きく飛び上がり民家の向こうに姿を消した。
私は弾かれたようにその場から駆け出し家に飛び込んだ。

まさかとは思うが、私が見ていたのに気がついただろうか?気がついたらどうなるのだろう……。



……………ひょん



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 あきは 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ