―真実―＼n
あれから何日が過ぎただろうか…
ユウキのお前とだけは付き合えないとゆう言葉に疑問だけを頭が回りユキは何も手につかなかった
あれから溜まり場にも行けず学校では桂子が居るため殆どを体育館裏で過ごした
学校で無視されているユキだったがトシキだけは唯一ユキを気にかけ、同じ刻を過ごしてくれた
トシキ「まぁたお前はこんなとこに居んの？」
ユキ「うん…桂子が居るから教室に居て辛くて…
それに今頭がまわんないから勉強なんて…」
トシキ「まぁたユウキさんの言った言葉の意味考えてんの？」
ユキ「…」
トシキ「俺、知ってるよ？お前とだけは付き合えないって言った意味…」
ユキ「えっ！？トシキ知ってたの？何？何でアタシだけはダメだって言ったの？」
トシキ「ユウキさんに言うなって言われてたんだけどさ…」
ユキの心臓が高鳴る
トシキ「お前がゆうきさんが振られた彼女にスッゲー似てんだよ…溜まり場で写真見た時から会わせて欲しいってしつこかったんだけど…
実際お前に会ったらあんまりにも似てるから付き合えねぇってこぼしてたんだ…」
ユキ「アタシがユウキを振った女の子に似てるの？」
トシキ「ユウキさん、俺らと知り合う前、二中の女の子と付き合っててさ…
スッゲー好きだったみたいで、手も出さね〜で大事にしてたらしいんだ…
でもそれが逆に悪かったらしくお兄さんのようにしか思えないって言われて振られたんだって…」
ユキ「…そうだったんだ…」
トシキ「だから思い出すんじゃね？お前と居てたら…」
ユキ「じゃあ…アタシの事は絶対選ばないよね…」
トシキ「忘れた方が良いかもな…お前が辛いのは見てらんねーし」
ユキ「…」
ユキの気持ちは複雑だった
でもそれだけの理由でこの恋を終わらせたくない
ユキ「ゴメン！トシキ！早退するって言っておいて！」
トシキ「ちょ…ユキ！」
ユキはユウキの学校へ走り出した
[160] 
[0] 
[0]
