Love story in N.Y

Velma  2008-05-08投稿
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「それで…あなたは?」

彼女は興味深そうに聞いた。

「僕?名前は…まだだっけ?」

微笑みながらサクラは首を横に振った。

「あぁ…名前はロビン。ロビン・ウォーカー。26歳。仕事はファッション雑誌の編集をしてるんだ。ずっと憧れてた仕事だからやり甲斐もあるし楽しいよ。」


一目惚れをした女性を前に僕の緊張は最高潮で、少し俯き、髪をあたりながらながら答えた。


「素敵!ファッション雑誌だなんて!私ファッション雑誌大好きなの!どの雑誌なのかって聞いても…?」

少し興奮しながらサクラは聞いた。

「うん。知ってるかな?”Bijou”って雑誌なんだけど…」



ガタッ!!



急にサクラ椅子から立ち上がり叫んだ。

「うそっ!凄い!”Bijou”を知らない女の子なんていないわ!どんなモデルも女優もあの雑誌の表紙を飾るのが憧れなのよ!?」


そう。


僕はその老舗ブランド雑誌の編集者。


仕事の話しで思い出してしまった。
明日までの新企画…どうしよう…。



口に手をやり、考え込んでしまった僕を見てサクラは不安げに聞いた。



「あの…、ごめんなさい。何か失礼な事言ったかしら…?」



はっと我にかえり慌てて彼女に答えた。

「違うんだ。あの、実は明日までに新企画を提出しなきゃならないんだけど、全くアイディアが浮かばなくて…」


頭をかき、ロビンは窓の外を眺めた。


「そうなの…もし私で力になれる事があったら言ってね?ごめんなさい。忙しいのに時間を取らせてしまって。」



彼女はそう言って少し俯いた。



「いや、ありがとう。」


僕は俯く彼女を見つめた。



それにしても凄く綺麗な人だ。和美人だな。


和。


日本…



「それだ!」



興奮した僕は思わず彼女に向かって叫んだ。


「なっ、何が!?」


サクラは驚いて目を見開いた。


「新しい企画だよ!あぁ、サクラ!君のお陰だよ!ありがとう!」



ロビンはとても興奮しながら私の手を握ってた。
私は何の事か全くわからなかったが、彼の笑顔はとても素敵だった。



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