「そう思ってろよ、ストーカーさん。」
突然闇から声が聞こえ、警官は驚き声のした方を見た電柱の上に一人の青年が蛙の様に座って警官を見下ろしていた。背中には何かを背負っていたどうやら人のようだ。首下に伸びている影は人の腕の形をしていたのだ
「誰かな君は、夜中にそんな所に居て、危ないよ!」警官は血の付いた包丁を持ちながら冷めた目で青年に言った
「高島 康平去年の夏、街で佐中 愛美に一目惚れ、警官の立場から愛美の住所を突き止め、幾度と愛美の家の前で迷惑行為を繰り返していた最近は愛美の電話番号を知り、痛電を一日に約十五回、そして今日自らの欲望が抑え切れず“殺害未遂”に及んだド変態ストーカーさん、だよね?」
青年がそう言って微笑んだ
すると警官は鼻で笑い、
「殺害未遂?このとうり愛美ちゃんは僕が殺したよ、これから僕と一緒に暮らすんだよ」
康平は転がっている愛美の死体に頬擦りしながら言った、
すると青年は電柱から飛び降り、警官の前で背中の人間を見せた
「そっそんな、、じゃあこの愛美ちゃんは、、」
青年の背中の人間は愛美だった、
「バーカ(笑)」
青年は笑顔で康平に言い放った、