「お前!愛美ちゃんの何だ!!」
康平が尻餅をつき青年に言った
「俺?俺は愛美さんがストーカー届けを出した警察署の警部をやっている佐藤法律(さとう ろう)です、
今こうして犯人を突き止め、署へ連行する所です」
佐藤が言った
「ふざけるな!俺はただ俺は愛美ちゃんに恋をしただけだぞ!!連行されてたまるか!!」
「じゃあしょうがない死にますか?」
佐藤がニヤリと笑い康平に聞いた。
「えっ!?」
康平がたじろいた
すると康平の隣で倒れていた愛美が蜘蛛のように康平に絡み付き
「私と一緒に居たいんでしょ?居ましょうよあの世で永遠に」
そう言って康平の包丁を奪い康平の胸を刺して手を突っ込んだ、
「わぁぁぁ!ぎゃぁぁぁ!!!!」
康平は叫び気を失った、
んっ眩しい、ここは何処だ?、、、何で俺病院で寝ているんだ?
康平は大正病院の一室で目を覚ました、今時刻は午前8時、あの夜から二日後の午前8時だ
「俺は、、、何してたんだ?」
康平がベッドの上で呟いた、
駒形、、、人の煩悩を集める人形、どんな物にでもなれる駒形に一つでも煩悩を採られると記憶を失ってしまう