ディフェンド? ”姫を連れ去れ!”

 2006-05-08投稿
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 啓吾と源二は城の中に入った。城の中ではパーティーが行われていて人が大勢いた。
 「で、姫(怜)は見つかったか?」 
 「あ〜、何処にいるかわかんねぇよ」
 さすがにこの人ごみの中で探すのは困難だ。
 『只今姫様がお見えになりました!!』
 と、男がマイクの前で言う。城の中にいるものは皆階段を降りてくる姫を見ている。
 「ほ〜ぉ、あれが姫か」
 「みてぇだな。じゃ、ちょっくら行って来る」
 と、言って啓吾はその場から離れた。
 「姫様、ご機嫌はいかがですか?」
 怜と話している女性が言う。
 「えぇ、いつもどぉりよ」
 「最近、物騒な人がいますので気を付けてくださいね」
 「分かってるわ」
 と、姫が話していると姫の肩を誰かが叩いている。怜は、振り返る。
 「こんばんわ」
 見るとそこには、啓吾が立っていた。
 「あなた・・・誰?」
 怜が問う。
 「まぁ、とりあえず別な場所で」
 と、言って2人は外に出た。
 「貴方は一体誰なの?」 
 「誰って・・・。あぁ、記憶が無いんだな」
 「?」
 「俺は、啓吾だ。御前を連れ戻しに来た」
 怜はキョトンとして啓吾を見る。
 「連れ戻すって・・・?」
 「御前の身の回りで、何か起きなかったか?」
 啓吾が言う。
 「そぉいえば・・・、さっき人とぶつかった時電気が走ったような・・・」
 
 記憶が抜かれても

 能力はまだ残ってるのか・・・。
 
 「よっし、じゃー行くぞっ!」
 と、言って啓吾は怜の手をグッと引く。
 「やめてっ!」
 「ん?」
 「私、あなたなんて知らない。関係ない!だから、ココから出て行ってください!」
 「ふぅ・・・、しょうがねぇなぁ・・・」 啓吾は、右手に力を込める。そして、怜の腹にこぶしを入れた。怜は、気を失って倒れた。
 「おい、啓吾。そんな事していいのか?」
 源二が歩いてくる。
 「しょうがねぇだろ。こいつ頑固なんだよ」
 「あー、そぉかい」
 そして、啓吾と源二は怜を連れてスィークレット・カムパニーへ向かった。

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