人によっては、1番辛いのは『痛み』という人と1番辛いのは『痒み』という人に分かれる。
今日は『痛み』の話をしよう。
ある人は慢性的に腹部の痛みかあった。時には病名としては不適切だが、
『胃痙攣』(本当はこんな診断名は無いのだ)
を起こして痛みに嘔吐し震えながら痛みが引くのを待つのだ。
それは、ある日の事。再び胃痙攣の余徴を感じ始めていた時の事。
今時珍しい易者のおばさんに声をかけられた。
「あんた辛そうだわね。条件さえ守ってくれたら力になってあげるよ。」
私は駄目元で条件をのんだ。
それから随分時間が経ったが、あれから痛みは起きていない。ただ、気になる事がある。条件さえ守ればいいのだが、誰かにこれを話したい。
そう、つまり誰にも話さないのが条件だったのだ。 話したら倍になって返ってくるといわれた。
しかし、屁理屈だが口にはしていない。文字にしただけだ…………。
結末はどうなるのだろうか…………?