俺高二の田中太郎なんともありきたりな名前だ。 頭も顔も運動神経も良くも悪くもない普通の高校 。 まあ自己紹介はこのくらいで、とにかく楽しいはずの修学旅行が人生最大の災難になるとは。 「よし、みんないるな。 今から宿へ向かうぞ。」 「太郎楽しいかったね遊園地。」 優が話しかけてきた。 こいつは幼稚園からの幼なじみ 「そうか」 俺の素っ気ない態度にムスッとする優 「あんた相変わらず冷めてるねー。」 そう言うのは臨だった こいつも幼稚園からの幼なじみ 「うるせなーお前らお子ちゃまとは違うんです」 「ふん、お化け屋敷にも入れない奴に言われたくないわよ」 「なんだよお前だって着ぐるみに風船もらて喜んでただろ」 「なによ」 「なんだよ」 「こらーうるさいぞお前らここで降ろすぞ」 担任鈴木が怒ってしまった 「すみません」 そうこうしてる内に宿に着いた。