もぉ一生好きだって初めて実感できたユタカがいた。彼についていく事が今じゃ私の夢にもなっていた…。
そんな彼とのデートの場所といえば、いつも私の家だった。
そして今日もユタカは家に来たが、私がどれだけうれしそうに笑っていても、彼は一度も笑顔を見せなかった。
何かあったのだろうとは、わかっていた。でも私は怖くて聞きたくなかった。少しでも彼がいなくなるかもしれない事がおきたら、辛くてどうなるかわからないから・・・・。
部屋に入って、彼に笑顔になってもらうために私はゲームをつけた。
『はい!』
私はコントローラーを渡した。
『キャラ何にしようかなぁ〜私はマリオかなぁ?ユタカは何にする?』
『・・・ユリ・・』
『え・・・そんなキャラクターいないよ?キャラはぁ〜マリオとぉルイージとぉ〜』
『もういいんだよ!!』彼はコントローラーを投げつけた。
『俺はユリが好きになったんだよ!マリオでもルイージでもヨッシーでもピノキオでもピーチでもない!!それに・・・・・お前でもない!!』
『・・・・ユタカ聞いて』
『うるさい!俺はもぉお前を好きじゃない!お前がなんて言おうとも俺の気持ちはもう変わらない!いきなりで、すげぇ最悪なのはわかってる。でも俺はお前と嘘ついてまで一緒にいられない!・・・・マジでごめん。俺はもぉここには来ないまた違う男とゲームでも何でもしてもらってくれ。・・・・・じゃあ俺、帰るな。・・・・マジ今までありがとう・・』
・・・・バカ
・・・・本当バカ…
・・・ユタカ聞いて・・・
あの白と赤のキャラはピノキオじゃないよ・・・・・。
その後私は
ゲーム「マリオカート」の「キノピオ」で、一位を独占した。
完