友達‐2

りえ  2008-05-13投稿
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施設案内があった。

ほとんど車とかバイク組で、3人はチャリ組。



施設から出て駐車場に向かっている時、少し後ろで声がした。
「あの子自転車で来たのかな?」

友達がまだ続いている。

途中スーパーの自販機でジュースを買った。

「絶対中で買ったほうが安いよ。」

バイクからおりた彼がそう言って店の中に消えていった。


学校に着くと、いつものようにふざけた会話をした。



必死に諦めようとして、関わりたくない私とは逆に、彼は精一杯友達を続けてくれていた。


どうして精一杯彼氏を続けてくれなかったの?


なんて、いつも自分の都合のいい方に考える。

本当はずっと、精一杯頑張ってくれてた事知ってたよ。
だから私もそれに応えるのに必死だった。

だけど最初から、私たちはタイミングも何も合わなかった。
精一杯頑張らなければいけない時、いつもどっちかがサボっていたんだよ。あなたはそれに気付いていましたか?

私の最後の精一杯、あなたは何も知らずにいつも通り女の子と楽しそうに話してた。
だから彼のそんなところも、気にせず愛することを決めた。

だけど彼が精一杯頑張ってた時、私はずっとまたすぐに連絡をくれるだろうって軽く考えていた。



どうして私たちは、一緒に考えるってことが出来なかったんだろうね。
いつも自分の中で整理して、自分で答えを出してしまっていた。
いろんなところが似た者同士だって喜んでた時期があった。こんなとこまで、似なくてよかったのにね。




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