「ゆう兄、どうかしたの?」
玄関まで来てくれた弟のタローが私に聞く。(タロはゆっちゃんをゆう兄って呼んでるの)2コ下の可愛くて可愛くないおとーと☆
「なーんもないよ」
「………」
聞いたくせに黙ったままタロがじっと私を見つめる。
「なぁに?」
「アネキさーゆう兄のコト追っかけすぎじゃね?」
「えっ?」
「好きなんでだろ?」
タロは真剣だった。
「なに?いきなり」
別に隠すつもりはないが、あまりに真剣なのでとまどう。
「ゆう兄はいい奴だ」
知ってるよぉ。
「でも、ふつーの遊びたい盛りの奴だよ」
「へぇー?」
意味がわかんないよ。
「俺、寝る」
「えーっタロ!」
どーゆことだろ???でも………………ゆっちゃんはあ・た・しの王子なの???はわかってマス♪