48日間 ??

マダオ  2008-05-14投稿
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3月23日午後7時41分
柊宅 フズキの部屋


「聖治くん?!」

「俺が見えるのか?!」



コクリ



もう何が何だか

俺には分からない



何故だかフズキの顔が赤い。


「・・・聖治くん何だよね?」

下を向きながら言う


「・・・逢いたかったよ」

「でも・・・死んだん・・・じゃ」

そんなの関係無い

俺は勢いよくフズキに抱
「来ないで!」

「え?」




「ご・・・ごめんね。」

「・・・・そうだよな。
驚かしてごめん。
でも俺死んでからずっとお前を抱きしめたくて」

「そうじゃないの・・・
そうじゃなくて、確かに
驚いたけど、そうじゃなくて・・・その・・・
あの・・・。」

(なんだ?)

フズキは何故かもじもじしている。

「・・・・・・・・・・
聖治君・・・はだ・・か






(はぃ?)

恐る恐る自分の身体を見てみる。

(・・・・・・・・・)

ジワ〜〜〜〜〜(顔が赤くなる音)




「ウア〜〜〜〜!!!」

「聖治君!これ!!!」

フズキは近くにあった布団を俺に向かって投げた




「なんか悪いな急に・・・」

「ううん、大丈夫だよ」





「あのさ」「あの」

「あ、ごめん先良いよ」

「うん、あの聖治君さ・・・トラックに・・・
その」

「引かれたねぇ」

ものの見事に

「それであの・・・死ん・・じゃったんじゃ・・・」

「うん」

「じゃあなんで・・・」


(まぁ、そうなるのが自然てもんだ)

「あのな、落ち着いて聞いてくれ・・・・


俺はフズキに引かれた事
死んだ事に気が付かなかった事、あの天使の事、を話した


そしてずっと近くに居た事も




同日午後9時01分
フズキの部屋


「・・・そぅ、だったんだ。



何だか信じられないなぁ〜〜」

笑顔になった。

(そう、その笑顔。

その笑顔が見たかった。

ずっとずっと見たかった



俺の大好きな笑顔)

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