目を閉じると
故郷の深い草いきれ
小川のせせらぎ
澄んだ青空に駆ける風
東京には夜が無いと
故郷の母はいう
東京には空が無いと
故郷の父はいう
目を閉じると
故郷の深い草いきれ
小川のせせらぎ
澄んだ青空に駆ける風
懐かしい我が家が
帰っておいでと囁くよ
懐かしい自然が
戻っておいでと囁くよ
目を閉じると
故郷の深い草いきれ
小川のせせらぎ
澄んだ青空に駆ける風
寂しい今の私の心に
静かに囁く望郷の思い
いつか帰ろう
そう囁きながら毎日は
同じ事を繰り返し
今も淡々と続いている