次の日の放課後…
キーンコーンカーンコーン…―\r
由「ヨッシャーッ!!部活ぢゃァ!!那智,早く行って打とうよォ」
相変わらず由衣璃は,ハイテンションで(笑)部活大好きオーラを醸し出している(笑)那「ちょっと待って!!大丈夫だよォ,他のクラスはまだHR中だしさァ!!(笑)」
由「だってェ,うちら?○人もいるんだよ!?皆来たら打てないぢゃん!!」
那「分かった?!!」
呆れたようにあたしが言う。その時,ピーンポンパンポーン…―\r
「学級委員の人は,今すぐ調理室に集まってください。もう一度言います…―」
委員会を知らせる放送だった。ふと見ると,由衣璃が凹んでいた。由「マジ最悪…」
そういえば,由衣璃は学級委員だった…(笑)
那「早く行かないと怒られるよォ(笑)」
由「もォ!!マジ意味わかんない!!!那智…先行ってて。後で行くカラさ!!」
由衣璃は,あたしにそう言い残し走って行った。
那「ぢゃあいこっ!!」鞄の上に重ねて置いた鞄を手に持ち,片にかけた。そして左手でラケットを持とうとしたその時,
ダッダッダッダッダッ―!!!空「那智ィー!!ちょっと待て!!」
そう言いながらもうダッシュで走って来た。那「どぅしたの!!?走って来てカラ(笑)」
空「ハァハァハァ…―一緒に部活行こう!!」那「あんた1番に教室出て行ったぢゃん(笑)」笑いながら言うと空は廊下に座りながらよっ掛かった。
空「だってよォ,走って行ったら誰も来てないんだよ!!竜も拓真も委員会だし…那智も来ないし…だから早く行って一緒に打とうよ」
ニカッと可愛い笑顔で笑って見せる空…
那「うんッ!!ぢゃあ行こう!!」
そう言ってあたしが歩きだすと,空はサッと立ち,左手に持ったラケットをスッ…―と持った。
那「えッ!!?良いよ。」空「良いの!!」
また笑顔で答えてくれた。
那「ありがとう!!」