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なぁこ  2008-05-16投稿
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最後なんだから、みんなで笑ってお別れしたかった。

キミは、それすらさせてくれないんだね。

どうしてこんなことになっちゃったのかな?

キミはそれほどこの仲間たちが好きじゃなかった?

もうどうでもよくなっちゃったの?

それとも、心が傷ついて、血を流しているからなのかな?

この寂しさはあたしのわがまま。

わかってるよ、そんなこと。

でもね。

あたしは大好きだった。

みんなのことが大好きだったの。

もちろん、キミのことも。

そりゃね、キミは時々わがままだし、あたしはそんなキミが嫌いな時もあったけど。

やっぱり好き。

だから、みんなで笑顔でさよならしたかったんだよ。

もう遅いね。

終わってしまったね。

キミは、後悔してる……?

あたしはしてるよ。

もっとキミを引き止めればよかったって。

だけどキミは行くんだね。

振り向きもせずに。

あたしたちを置いて、自分の道を行くんだね。

だけどきっと、これが最後じゃないよね。

また、会えるよね……?

この場所で笑い合う事はもうないけど。

この場所で騒ぐ事ももうないけど。

――いつかきっとまた、笑顔で。

会おう。

再会の約束。

キミはいないけど、突き出した小指は片っぽしかないけど。

約束したから。

きっとまた会える。

信じてるよ。

信じてるから。

あたしたち六人は、例え離れても心は繋がってる。

あたしは唄うよ。

あたしたちを繋ぐ唄を。

みんなもきっと唄い出すよ。

キミも一緒に唄ってよね。

唄声を頼りに、また巡り会おう。



――再会の約束を胸に。

あたしたちはそれぞれの道を歩き出す……。

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