越後の龍2

けい  2008-05-17投稿
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景虎には諜略にたけ、兵法に秀でた一人の武将が後ろ盾になっていた。

名は宇佐美定満。

越後の国で知らない者はいないとまで言われた智将である。

景虎は宇佐美がいる琵琶島城に何度か行っていた。
兵学などあまた学ぶためだ。
景虎は琵琶島城に着くなり、宇佐美に相談した。

府内の館で引きこもり、父の弔い合戦も、春日山城奪還もしようとしない晴景に、春日山城への出陣の了解をなんとか取り付けた。
晴景は出兵には反対だったが、宇佐美に説き伏せられ、不承不承了解したのだ。


春日山城の昭田常陸守は、晴景出馬の報を受けると、直ちにこれを迎え撃つべく、城の備えを固め、近隣の味方に援軍要請の書状を送った。
中でも越後随一の猛将と言われる柿崎家には、早く出陣してほしいと考えたが、既に宇佐美の諜略によって晴景方に寝返っていたのだ。



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