自転車を猛スピードでこぐこと10分、駅につく。途中で車にひかれそうになったのは気のせいだろう。
電車がくるまで後数分俺は
いつもの日課である
他人の目を盗むことにした…
盗むといっても目玉を刳り貫くといった凶悪なものではなく(てかそんなことできねぇ)ただたんに他人の見ている風景を自分が見るといったものだ。
俺は片方の目をつむり向こうで座りながら新聞を読んでいる男に視線をあわせた…
頭の中が真っ白になるそして―パンツが見えた…
「は?」
俺は目をもどし男の方をよくよく見ると…
「うわ〜完全に見てるよ…」
男はチラリチラリと前に座ってる女の人方を見ていた。
そうこうしているあいだに電車がやってて俺は電車に乗り込んだ