浦島太郎4

神様の親戚  2008-05-17投稿
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亀は亀らしく振る舞った。

『ありがとうございます。おなかが減っていた所何で。』


太郎は
『そぉだろう?こいつは三年前くらいに死んだパトラッシュの食べ残しだ。まぁ味は落ちてるが亀には適しているだろ』









ありえねぇ。





いくら何でも腐ったもん食わせるなんて。




『おかわりもあるからなッッ』





亀は死ぬ気でおいしそうに食べた。



まじぃ。




『ハッハッハ、ほらおかわりだ。』




亀は泣きながら食べた。





亀は下痢った。





トイレに閉じこもると、太郎の思いがけない言葉


『どうだ?まずかったろ?あれ捨てるにも捨てきれなかったんだ。ありがとな!』








亀の心とお尻に火がついた。






夜中。



ついに痩せきった亀がトイレからでてきた。




静まった家から聞こえてきた大きないびき。
そのいびきの先の部屋には裸体の太郎が布団で寝ていた。



チャンス到来。





太郎の寝ている横に敷かれている「かめ」と書かれた新聞紙に、
また亀の怒りが増した。


つづく

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