亀は亀らしく振る舞った。
『ありがとうございます。おなかが減っていた所何で。』
太郎は
『そぉだろう?こいつは三年前くらいに死んだパトラッシュの食べ残しだ。まぁ味は落ちてるが亀には適しているだろ』
ありえねぇ。
いくら何でも腐ったもん食わせるなんて。
『おかわりもあるからなッッ』
亀は死ぬ気でおいしそうに食べた。
まじぃ。
『ハッハッハ、ほらおかわりだ。』
亀は泣きながら食べた。
亀は下痢った。
トイレに閉じこもると、太郎の思いがけない言葉
『どうだ?まずかったろ?あれ捨てるにも捨てきれなかったんだ。ありがとな!』
亀の心とお尻に火がついた。
夜中。
ついに痩せきった亀がトイレからでてきた。
静まった家から聞こえてきた大きないびき。
そのいびきの先の部屋には裸体の太郎が布団で寝ていた。
チャンス到来。
太郎の寝ている横に敷かれている「かめ」と書かれた新聞紙に、
また亀の怒りが増した。
つづく