キミはどんな夢を見てるの
足をちょこんと揃えて
いつの間にか無邪気なキミは
髭も白いおじいさんになった
キミが見る夢はもしかしたら
兄弟と遊んだ幼い日々
母の足に絡んだ甘い日々?
今でもキミの瞳は
初めて会ったあの日のまま
キミとの間に言葉はないけど
キミは体中で語りかける
だから言葉で語るよりも
深くキミと繋がれたね
あの頃は季節が変わるのも
美しく輝いていたのに
今は花が散るのさえ怖くなってしまう
いつかキミがいなくなって
沢山の月日が経ったら私も
幼い日々を夢に見ながら
重い体を横たえる日が来る
だからどうかその日まで
私を忘れずにいてほしい
だからどうかその日まで
どこかでそっとキミが
柔らかな風に包まれていてほしい