千晴「ヤバい…。降ってきやがった…。」
空はどす黒かった…。
千晴「…ん?なんだあれ…?ホームレスか…?」
どしゃ降りの中、
男が1人で塗れていた…。
千晴「……。アイツどっかで……。……………まさか…。」
そいつは千晴の友人
大和だった……。
大和「ぶつぶつ…………ぶつぶつ…。」
千晴「お前……。大和か……?」
大和「アイツを…殺せば……200G……。今日中に…殺そう…。」
千晴「おい…。おいっ!大和っ!」
大和「あっ…。あっ……。えっ、くっ、ふっ、ふっ、ふあ、あ、あうっ、ちっ、千晴……。」
千晴「……?」
大和「……、千晴……、ガーゴイルの肉が…、肉が見つかんないよぉ…。」
そう言って大和は
泣き始めた…。
千晴「おい…。何言ってんだよ大和…。おい……。」
大和は泣き止まない…。
千晴「……っ!おいっ!しっかりしろよ大和っ!!どうしたんだっ!?」
大和「っ!あっ、ああっ!ちっ、千晴っ!千晴っ!」
大和はいきなり
立ち上がり
千晴の足に
抱きついた。
千晴「大和っ。落ち着け。ちゃんとワケを話してくれ…。」
大和「千晴…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ガーゴイルの………肉が見つからないから………………………………お前の…………にっ、肉を……………くれ………。」
千晴「…えっ?」
大和はいきなり
笑い始めた…。
大和「そうだよ…っ!ガーゴイルの肉は人間の肉とそっくりなんだっ!ヒャハっ!だからっ、千晴の肉でもバレないはずだ…。ヒャハハハハハハっ!そうだよっ!何で気づかなかったんだっ!」
千晴「おっ、おい…。なに言ってんだ…?」
大和は涙を
流しながら
笑っていた…。
そして、ナイフを
取り出した…。