学校が爆発に包まれる。
歩と村上碧は薫がかばったので無事だった。
「どうなってんだ!」
薫は外を見ると体育館以外が爆破されていた。
「なんで生きている人がいるのかな?」
横を向くとそこには少年が立っていた。
「いったい誰だ?」
「・・・太田準です。」
気配でやばい奴だということがわかった
「まさか、気付かないとは俺も修業不足だな。」
「そんなことないですよ。」
薫はタイミングをはかっていた。
一歩近づく。
「今だ、逃げろ!」
叫ぶと同時に煙玉をなげ、歩と村上碧をつれて外に出る。
運よく保健室は一階だったので脱出は難無くできた。
グラウンドに向かって走る。
「あんなもの持っているとは思いませんでしたよ。」
女の子2人を連れているとはいえ、ここまで早いとは思わなかった。
「歩、村上碧を連れてグラウンドに逃げろ。」
「ま、まって下さい。」
村上碧がいった。
「どうしたのだ?」
「私のために、こんなもののために誰かに犠牲になってほしくないの!」
村上碧がみせた腕には星のマークと、その周りに謎の文字がかかれていた。