今日は快晴。僕たちのかよう城山高校はこんなよい日に宿泊研修に行くこととなっていました。
「何ぶつぶつ言っとんじゃ、龍。」
勝がきいていたらしい。
「読者への解説だよ。」
「解説?どうでもええけどもう着くぞ。」
目的地についた。○○県少年自然の家。いかにもという名前である。
到着後は入所式などなどのあと、外に集合となった。
「これから探検にいってもらう。」
これも宿泊研修恒例である。
男女2人ずつの計4人でグループをつくることとなった。
「仕組まれたような人数ね。」
とうぜん、龍、勝、弥生に皐月といつものメンバーがそろった。
「結局、いつもどおりね。」
「おえんことはないじゃろ。」
「がんばろう!」
「おおー!」
こうしてグループがきまった。
「では、最後に。毎年、遭難者が出ている。では健闘を祈る。」
「・・・」
「・・・」
勝と弥生は黙りこんでしまった。
「楽しみだね。」
「うん。」
逆に龍と皐月は楽しそうに話している。
この前向きさをみならったほうがいいかと一瞬思ったが、やはり無理だと思った勝と皐月だった。