ディフェンド? ”心を鬼にして” 7

 2006-05-11投稿
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  「んっ・・・―――」
 怜は目をゆっくり開けた。
 「えっ・・・、ココ何処?」
 怜が辺りを見回した。怜がいるのはスィークレット・カムパニーの3年前の怜の部屋だ。 
 「おぉ、目覚めたか」
 「!」
 啓吾が怜の部屋に入って来た。
「ココは何処なの?」
 怜が問う。
 「そんなことはいいから、これに着替えて外に出ろ」
 と、言うと啓吾は怜の方に服を投げた。そして、啓吾は部屋を出た。
 「なんなの?あの人・・・」
 
 ―10分後―\r
 怜は、啓吾の言ったとぅりに着替えて外に出た。
 「おぉ、や〜っと来たか」
 「外で一体何をするの?」
 「決まってんだろ!記憶を戻すための訓練だ!」
 「は・・・?記憶・・・?」
 怜はキョトンとした顔で啓吾を見ていた。

 ―15分前―\r
 「いいか、啓吾。記憶を戻すためには相手が印象深い事をしてあげればいいんだ」
 「はぁ?印象深いって・・・?」
 源二は考え込む。
 「あ〜、そぅだなぁ・・・。例えば、いつもしていたこととか」
 「いつもやってた事・・・」
 
 いつもやってたこと・・・。
 それは、お互いの能力をを高めあうこと。
 いつも、俺と怜は一対一で戦ってたから。
 たぶん、それをやれば思い出すだろう・・・。
 
 「うっし、行くぞ!怜」
 「はぁ?行くってなにが?」
 「まぁ、とにかく自分の身を守ることはやっとけよ!」 
 と、言うと啓吾は右手を後ろに構えた。そして、思いっきり前に突き出した。
 「な、何?これ・・・」
 怜の方に物凄い風が吹いていく。
 「・・・息が・・・できない・・・」
 怜は、風の中から脱出した。
 「おぉ、生きてた!」
 啓吾が言う。
 「何よ・・・、その言い方」
 「戻ると思ったのになぁ・・・。じゃ、もぅ一発」
 「はっ・・・?」
 啓吾は、また構えて風を起こした。
 「ふざけないでよ!」
 だが、怜の周りをまた物凄い風が襲う。
 「・・・っ・・・―――」
 怜は、その場に右足を着いた。
 「苦しい・・・」
 怜は、右手を地面についた。すると・・・ 
 「あっ・・・あれは・・・―――」
 啓吾の目の前には、巨大な電気の壁が聳え立った。

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