最後の恋の歌

ミコト  2008-05-20投稿
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☆はじまり?☆
            「もうっっ!!!ねぇねぇ聞いてる!!??」
音々の声で我にかえる。
「えっ!!あっあ〜聞いてるよ。イケメンだっけぇ??いたらいいねぇ♪♪」
適当に返事をし、心を落ち着かせる。
私が今見ていたのは……?
「チョイチョイチョイ!!!!!紗葉もしかしてあの人見てた????」
音々が指差す方を見た。
その人は背が高く茶髪ででもチャラチャラとはしてない人だ。いかにも優しそうでモテそうだ。
「もしかして図星でっかぁ???」
私は焦った!!!
なぜなら当たっていたから。
「違うし!!!あんなチャラチャラしたやつタイプ…チョッ…チョー外れてますけど!!!!」
そうだ。私は清楚系が好き。なのに………なぜ??
音々が私に答えるように言った。
「あの人紗葉のお兄ちゃんに似てない!!?」

―――え??――――――
頭の中でお兄ちゃんの顔とそいつの顔が横に並ぶ。
確かに……。
私のお兄ちゃんは亡くなっている。
二年ぐらい前だ。
だが今は何とも思わない……。
お兄ちゃんの声がよみがえる。
「紗葉、お兄ちゃん紗葉のコト大好きだぞ!!!お兄ちゃんのコト忘れんなよな!!!」………………………………。
涙がたった一粒こぼれた。



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