もしも、私が木なのなら、森の、奥深くで眠り続ける。何もかもが見えなくなっても、ゆっくり息をすえば、誰でも世界の広さを感じれる。
障害を持っている私。目の前のものでも、遠くの物でも、人でも分からない。目が不自由。目は、大切な物で、見えなければ何も出来ない。
私は、遠くの友達、理恵と、メールしている。もちろんキーボードには、点字がある。前、理恵から、こんなメールが届いて、母に読んでもらった。
『ハーイ!!理恵です!目の調子はどう?私は相変わらず元気!ただ、相変わらず目が・・・・。
私、前に、嬉しい事がありました!あなた、サラを見たんです!え!っと思った?そら、サラは、完全に目が見えない訳だし、当たり前よ!
理恵☆』
私は、嫌な気持ちだった。
人の事、バカにしてるみたいだった。
こんな嫌な気持ち、忘れたい・・・。