あの女性と出会ったのは半年前。
僕は福祉関係の大学に通っていた。授業の一貫として僕は言葉を話す事ができない、言語障害をもつ女性を紹介してもらった。
始めはドキドキしていた。授業である程度の知識はあったが、実際にあって触れ合う事は・・怖かった
僕は自己紹介をした
「僕の名前は 大津 望です」
彼女はある程度の言葉は認識できるらしい・・
しかし言葉を発することを恥ずかしく思ってか紙に 名前を書いてくれた。
愛川 慶子
彼女は名前を書き、僕をみて、宜しくの合図のつもりか、左手をデコにかるく当て敬礼をした。
彼女はとても魅力があった
髪が長く、まるでこの世界を壊してしまいそうな瞳
授業しか会えないが僕はこれから、彼女と楽しい思い出をつくりたいと思った