第一話久しぶりだね。

みるく  2008-05-23投稿
閲覧数[137] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私はいつものように学校に行くために電車に乗った。

その日は合唱コンの練習で1本早い電車に乗ったんだ。

「あ・・・」

そこには中学の時に好きだった祐樹がいた。

私は祐樹の事が大好きだった。

中学に入学して最初に喋った人。

偶然、同じ部活だった人。

最初は優しい人としか思ってなかったけど、

一緒にいる時間が増えてくにつれて好きになっていった。

なのに、何もないまま卒業しちゃったんだ。

告白しようと思っていた。

でも、出来なかったんだ。

「よぉ!元気にしてるか?」

「うん。元気だよ☆」

「何で、顔見ないんだよ!」

祐樹はそう言って私の顔をグイッと自分の方へ向けた。

「いやぁー!!」

私はそれを振り払った。

「なんだよ。せっかく久しぶりにしたのによ。」

そう、中学の時は毎週やられてたんだ。

(これももう無いんだよね・・・)

少し悲しい気分になった。

「なに落ち込んでるんだよ。お前らしくねぇ(笑)」

「そうだよね。p(^^)q」

それから二人でたわいもない話しをしていた。

「そういえば、メアド教えてくんねぇ?」

この言葉がすごい嬉しかった。

「うん!いいよー☆」

メアドを交換し終えると、

「次は西立川ー。西立川ー。」

「あ、俺、次で降りる。」

「あ、そうなんだ・・・」

「また会おうぜ。つか、メールしろよ?」

「もちろんするよ。じゃあね(^-^)/」

「じゃあな。」

そう言って祐樹は電車を降りていった。

これが私たちの始まりだった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 みるく 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ