僕の人形
いつも笑ってる僕の人形
僕が小学五年の時
いじめにあって、
辛くっていつも泣いてたのに、
この人形は笑ってた。
僕は何度も助けられてきた。
そんな人形に「ピノキオ」と名前をつけた。
もしもこの子が人間になったら、友達になりたかったから。
そんな大事にしていたピノキオが五年後
ついに首がとれてしまった。
いっぱい大事にしてたのに
ごめんね…
最後にありがとうね。
僕はピノキオを捨てにいった。
その時だった。
ピノキオが人間になった。
何故それに気付いたかって?
体の方が超動いてたんだよ。
急いで家に帰って
頭へ会いにいった。
頭は喋ってた。
「僕の体は?僕の体は?…」
ピノキオのヘッズを僕は
ウィンドウから放り投げた。
最後に…
最後にヘッド・ピノキオは
遠くの方からヤマビコのように叫んでいった。
「いじめ…格好悪い。」
その言葉が高一になってもいじめられてる僕をまた
勇気づけた。
完