今日、僕は部活後、ずぶ濡れで帰って来た。
傘を忘れてたのだ。
「椎名、傘忘れたのかよ?」
「アホやな。」
友達にそう言われた。いつもの事。
そして僕等は「ばいばい」と言って、それぞれの家に帰って行く。
「寒い・・・」
夏なのに寒く感じた。風邪ひいたのかな?
「・・・早く帰ろう。」
家に帰ると、母と、姉がいる。
うちは金持ちではないけれど、それなりにやっていけてる。
流行りの服だって買えるし、食べ物だって食べてけた。
おまけにみんな仲が良かった。
「お母さん、俺風邪ひいてるみたいなんだけど?」
母・晴美は驚いた表情わざとを見せた。
「あんたみたいなバカも風邪ひくのねぇ。」
冗談って分かってるケド、少しむかつく。
「寝てなよ。」
姉は僕に布団を放り投げた。
「ってえな・・・」
乱暴な姉・亜由美は昔から僕をいじめる。
かなり凶暴な奴だ。
・・・てか眠い。
おやすみ・・・
僕は寝た。