ソードメーカー6―?

いっと  2008-05-24投稿
閲覧数[489] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ロバートはロイに向かって頭を下げた。
「そうだったんですか…じゃあ、誰も僕らを森の中まで捜しに来てはいなかったんですね?」
「うむ」
「と、なると…あの黒騎士達は、私たちを森の中までは捜しに来なかったという事ね…」
リリーは腕組みをして、首を傾げた。
「まあ細かい事はいいじゃねぇか。とりあえず、町まで行こうぜ」
ルイスは急ぎたいといった感じで、二人を促した。
両親の遺体を置いてきた事を、ルイスは非常に気にしていたのである。
「分かったわよ。じゃ、ロバート、色々ありがとう!」
リリーはその気持を察して、考える事を中断すると、ロバートに別れの挨拶をした。
「ありがとうございました!」
ロイとルイスの二人も手を振って、町に向かいながら、別れの挨拶をした。
「気をつけて行くのだぞ!」
ロバートはにっこりと微笑みながら、三人の後ろ姿が見えなくなるまで見送っていた。
「ふう…」
ロバートは三人の姿が完全に見えなくなると、一つ小さくため息をついた。
先程の話、実は本当の事なのじゃよ―\r
そう思いながら、ロバートは目を鋭く光らせて、家の中まで入って行った。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 いっと 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
荒木さやかchan
プロデュースバスソルト


▲ページトップ