いつの間にか
すこしずつ
突然 壊れた
時間
遠のいていく
君へ
何かつらい日
照らされた 太陽
君に憧れを抱くのは
そう きっと 必然だった
傷つきたくなくて
痛いのがいやで
計って
試して
手に残ったものは何だったんだろう
去りゆく君に
心の右側が
見てください、私を、分かって と
花を咲かせる
心の左側が
痛いから触れないで と
空のままの両手を抱えて
ため息ついて
さよなら告げる
ねぇ ほんとは 言いたかったんだ
ありがとう
時間を戻して
返して
そう思った日があった
進まずに
戻らずに
君と ずっと 踊っていよう と
だけれど
その樹は気がついた
小鳥たちや雨たちが
ちょん
ふれて 微笑む
まだ見ぬ芽生え
生命は廻る