友B 「つまんねぇ〜な」
俺 「だから言ったろう」
と期待外れな結果に、不満たれていると急にCが真顔になって
友C 「し〜っ静かに」
って言い出した。俺とBが顔見合わせて黙ると、遠くからキーキーって何か金属を擦り合せた時みたいな音が聞えて来た。
まぁ、駅裏って立地だし何かの工事の音だろうとか思ってたんだけど、その音が徐々に近寄って来る。
気味悪くなって、周り見渡すけど、特に何も居ない。
友B 「そろそろ帰るか!」
ってBが言った時に、Cが震えながらトイレの方指差した。
俺とBがそっち見ると、トイレの前に大男が背中向て立ってた。
まさかって思って、3人で暫くそいつ見てたら、その大男はゆっくりトイレの中に入ってった。
俺 「あれだよ。多分でっけ〜奴がよく此所のトイレ使うから五右衛門何て噂流れたんだよ!」
何て俺がビビってんの隠す為に言うと、Cが「トイレ行って確かめよう」ってアホな事を言出した。
友B 「辞めようぜ。どうせ普通の奴だって。」
俺もBも必死に止めたんだけど、Cは言う事聞かない。終いには、「俺一人で行って来る」と言って、一人でトイレの中に入って行った。
10分ぐらい経った。
Cもあの大男も出て来ない。まさか…。何て嫌な考えが浮んだが、心配になって、俺とBはトイレに入った。
シーンと静まり返ったトイレの中には人の姿がない。
俺 「おーい!C!出て来いよ」
俺とBは閉まった個室のドアを一つ一つ開けてCを探した。個室は5つあるんだが、一番奥の個室は使用禁止になっていた。4つ目まで調べたがCの姿がない。Bが一番奥の個室に手をかけた。
が、鍵が掛っているのか開かない。俺も手伝って力ずくで扉を押した。
ギィーと嫌な音がして扉が開くと、そこにはCがいた。
何故かCは便器の上に立っている。
俺 「おいCふざけんなよ。」
俺がそう言うと、隣りにいたBが「うわぁ〜」って叫びながら上を指差した。 …続く…