警察署の闇
警察は、解決不可能、都合上利益を得ない等の事件には手を出さない
また、ある組織と手を組んでいると、噂が絶えないらしい
組織の名は
「オラクルTetra」
最近名前が明らかになった組織であり、目的、活動内容は一切不明である
「オラクルTetra?」
明が首を傾げる
「聞いた事ないな。」
確かに、今まで生きてきた中でオラクルTetraという名は聞いた事が無い
ガタガタ!
!?
急に部屋が揺れた
辺りが闇に包まれる
と、同時に
「うぁあぁ!!!」
という悲鳴
美波は僕の腕を掴んで震えていた
無理もない
こんな不気味なRoomでいきなり停電(?)になるなんて…
しばらくすると
明るくなる
…………………
部屋は普通だ…。
!
明は!?
明がいない!!
「明ぁ!!」
明は何処に行った!?
「明さん………。」
美波も驚いている
「捜そう!」
全ての部屋、クローゼットを調べてもいなかった
…………………
疲れた………
今何時だ?
時計が無い……
いや……洋室にあったはず。
15時30分
時計の針が止まってる
「明………どこ行っちまったんだ?」
いろんな事が重なって起きて死にそうだ…
精神もボロボロ
ピンポーン
またか?
ピンポーン
「誰!?」
美波も聞こえたらしい
誰だよ
マジで誰なんだよ!
僕は怒りに身を任せ、ドアに向かった
穴を覗く
長い耳
虚ろな目
血まみれで腐食した皮膚
ウサギが立っていた
顔だけがウサギの男がいた
ドアに手をかけた
ガチャ