健一には内緒で徐々に俊也の家にむかってた。その前にこの馬鹿にまず話をしなければいけない。なんせ共犯者だからね。
俺「コンビニ寄っていいか?」
健「かまへんよ。何買うん?」
俺「ちょっとな・・」
コンビニに入ると健一はトイレに、俺は地図コーナーにむかった。
健一はトイレからでてくると2人分のコーヒーを買っててくれた。そしてゆっくりと俺の方へ歩みよってきた。何見てんの?と聞かれた。
俺「うどん食べて、海見て、みかん食べて温泉に入りたいの・・」
健「?・・まさか・・」
俺「多分それ。大正解!」健「おっ・・お前、まさかやけど、讃岐うどん?四国?」
馬鹿は馬鹿なりに考えました。まぁここまでヒントをだしたんだから正解して当たり前だ。
俺「せやで。それがどしたん?何か問題点あった?」健「・・絶対あほや・・。ほな俊也か。。」
あれ?どうしたの?まるで何十年も寄り添って歩いてきた夫婦のように通じ合ってるじゃない。
俺等はいつもこうだ。2人は生粋のエス。いつかやりたい事はSMクラブに行って女王様を指名し、叩かれた瞬間に説教をする・・・。それをわかってくれる奴は健一だけだった。俺はそこに友情を感じたのだ。