愛のかたち第3章

木下 悠  2008-05-27投稿
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朝目が覚めると母が朝御飯を照れくさそうに作っていた。

「ママ…」愛子がかけよる前に慶が母に抱きついた。愛子も抱き締めて欲しかった。でも、自分を押し殺していたせいか、素直に自分の気持ちを表す事ができなくなっていた。

学校から帰ってきたら、母は台所でカレーを作っていた。「カレーの臭いをかぐと、慶ちゃんにカレー作ってあげたいなぁ。って思ってたのよ。」と言う母の後ろから抱きついて愛子は「ママ、私の事は思い出した?」と聞くと「あんたの事なんか考えた事もなかったわ!」愛子はその日から、甘える事ができなくなった。

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