不二先輩が国分先輩を...好き?
この事実を知ったァタシは午後の授業がまったく耳にはいらなかった。
不二先輩は別に自分を女だと思ってるわけじゃない。自分のことを【俺】って言ってるし、髪をのばして女の子らしくしているわけじゃない。普通の男の子だった。
ナノニドウシテ?
「...チ...ハチッ!」
『へ!?』
「へ?じゃないよ!もう授業終わったよ?」
『ぇっ!?ゎ...』
ァタシが色々考えて悩んでる間に午後の授業は終わっていた。
「早く部活行こう?」
『うん...』
不二先輩にあんなこと言われたから、少し部活に行きにくいけど、不二先輩が「ハチになら...」って言って教えてくれたことだから普通に接しようと決めた。
『「こんにちは〜」』
「ハチ〜お腹空いた〜」
『国分先輩今パン食べてるじゃないですか<<笑』
ァタシとぁぃ仔が部室に入ると、国分先輩が焼きそばパンを食べながら「お腹空いた〜」って言ってきた。
「本当だぁ〜食べてた<<笑」
「国分先輩そんなキャラじゃないっすか!?」
すかさず不二先輩がツッコミを入れた。
「ゥチ今日早退します。」
「ぁぃ仔なんかあんの?」
「はい。今日はバイトが早いんで。」
「そっかぁ...わかった。」
『...』
ぁぃ仔と国分先輩が喋ってる間、ァタシと不二先輩はそれぞれずっと無言で楽器をいじっていた。
普通に接しようと決めたけど、さすがに意識してしまう...
「ハチ?」
ァタシがそんなことを考えていると、不二先輩が小声で話しかけてきた。