「れぇぇ〜ん〜〜!手伝って〜!」
・・・そう言えば引越しの片付けまだだったな。
さっさと済まして、私の部屋つくろ♪(子供)
「広!」
「いい部屋でしょ?勉強がしやすいと思って!」
「勉強はしないと思うけど、ありがと♪」
「お兄ちゃんみたいにはならないようにね、絶対だからね?
その為にはもう今頃から塾に行かせておいた方が…あっでも蓮は
出来がいいと思うし〜…今はとりあえず通信教育と学校で…」
「お母さ〜〜ん!!オレの部屋は〜!!??」
「あっ、ちょっと待ってて!じゃあね、蓮。
お兄ちゃんみたいには「ならないよ^^」
本当、お母さんはお兄ちゃんとか私と違って心配性だねぇ。
私が お 兄 ち ゃ ん み た い に な る わ け な い じ ゃ な い 。
出来がいいとかそういう問題じゃなくて、
スポーツ神経だけずば抜けて、脳ミソは10歳児並の人間に
私 が な れ る と 思 い ま す か ?(我ながら酷すぎるわ〜)
けど、そんなトコロも嫌いじゃないんだけどね。(キャハ
「蓮〜!きてみ、きてみ!」
「ホ〜イ」
私がしばらくベッドでゴロンとしてるとお兄ちゃんに呼ばれた。
ちょっとめんどくさかったけど、
この真新しい変なにおいに慣れるのもヤだし素直にお兄ちゃんの部屋に。
「お兄ちゃんの部屋、太陽サンサンだねぇ。」
「そっか?あんま分からんけど。」
(アンタが眩しすぎるからだよ。) (遠い目)
「でもいいよな、自分の部屋!」
お兄ちゃんがまた私に笑いかけてくる。
サブイボが立つけど、本当、太陽みたいな笑顔だな〜と思う。
「そだね〜。いっつも2人で1つの部屋だったからね〜。」
大変だったなぁ…。いっつもお兄ちゃんが
『蓮ーー!!オセロすんぞー!!』
っつって私が嫌がっても逃げられなかったからなぁ・・・。
(結局私が勝つけど)
それに、私が友達連れてきたらお兄ちゃんは絶対寝てて、
起こさないようにするのに、そんな私の気遣いも虚しく
寝返りで、私の真上に落ちてきたり・・・。
ホント、私って大変だったんだなぁ・・・。(シクシク
〜続〜