そして龍は言った。
龍「今日の出来事は誰にも話してはならぬ。もし誰かに話したら、お前の末代まで祟る。そして龍が泣く事も話してはならぬ。よいな」
そう言って龍は今までに見た事も無いような七色の光を放った。そしてキラは、その光で目が眩み気絶してしまった。
………………………………………………………………あれから、どれくらい時間が経ったのだろうか?キラは気が付いた。
キラ「ん〜……ん?家!?あれ?アタシ家で寝てたっけ?天狗山に行った…夢だった?龍とか凄いリアルな夢やったな。」
キラは、そう思うと、ゆっくりと伸びた。そして気が付いた。
キラ「あっ!?もう、こんな時間!!ご飯作らなきゃ」
気が付けば、もう夕方の6時すぎだった。早く作らないと旦那が帰ってきてしまう。キラは急いでご飯の支度をした。その時玄関から「ただいまぁ〜」と旦那の声が!キラは慌てて野菜の皮を剥こうとした瞬間手が滑り指を切ってしまった。指からは真っ赤な血が滴れてきた。ふと横を見ると旦那が立っていた。「大丈夫?」と言ってキラの指を舐めた。その時ビリビリと電気が走ったように感じた。旦那も同じように感じたようだ。びっくりした様子で舌をだして「何かピリピリする」と言った。なんだったのだろうか?キラが「大丈夫?」と言うと旦那はコクリと頷いた。何だかんだでご飯の支度ができ二人でご飯を食べ、ゆっくりと時間が流れるままに夜を過ごした。