〜風紀〜
風紀はヨウを倒した後、廊下を走っていた。するとまた空間があり入った瞬間
!?
風紀は耳を澄まし立ち止まる
風紀)(誰かがこっちに近付いてる
風紀は足音の主が現れた瞬間、風紀は左手をその者に向けた
!!?
風紀)香雲!
香雲)風紀!
なんとそこに現れたのは香雲だったのだ。香雲も髪を延ばして矛先を風紀に向けていた。すぐに構えを解き互いに転落した後の事を話て状況を把握する
風紀)こうなるとナラビが不安だな。三月衆って言うんだから、俺とお前が倒した2人を除いて後一人いるって事か
香雲)そうだね。ナラビ君も残りの一人と……
香雲が心配そうにすると
風紀)けど、ナラビも強くなったんだ。きっと勝ってるさ
風紀が元気つける様に香雲の肩を叩く
香雲)そうだね。こうして私達も出会えたんだからそのうちナラビ君とも……
香雲がそう言った時だった
「君達はもうナラビには会えないよ」
奥から聞き覚えのある憎らしい雷斗の声が聞えた
風紀)雷斗!
風紀が歯ぎしりして雷斗を睨むと同時に風紀の心は高揚する
まさかこんなに早く雷斗と対峙するとは思わなかったからだ。しかし、状況は悪化の方向へ辿る
「ここで死ぬからな」
なんと雷矢まで現れたのだ!
〜ナラビ〜
一方ナラビも男を倒した後、廊下を急いでいた。すると先程と同じ広さの空間に辿り着いた。しかし、そこには風紀と香雲はいなかった……が、そこには人の気配があったのだ
ナラビ)誰!?
ナラビが叫ぶと
「一族の敵さ」
そこにいたのは、なんとフライだったのだ
ナラビ)フライ
ナラビは力なく呟く
フライ)君が僕の元に来たのはラッキーだよ
フライは椅子から立ち上がって言う
フライ)僕の望みが叶うからね
フライは冷淡に笑う
ナラビ)聞きたい事がある。なんで光の一族をそこまで恨むの?
フライ)本当に聞かされて無いんだね。やっぱ君の一族は最低だ
フライが馬鹿にして言うと
ナラビ)一族を馬鹿にすると許さないぞ!フライ!
ナラビが怒り叫ぶとフライは数秒間目を閉じ黙った後
フライ)光の一族が僕の一族を皆殺しにしたと言ってもか?
フライの怒りの籠った声が響く