世界喧嘩……ツヅキ

○岡○●  2008-05-30投稿
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すると突然
「あ!そういえば俺さあここに来るときにさあ、人一人も見なかったんだけど」
そうだ。そういえば来る時誰もいなかった気がする。「啓太は誰か見かけたか?」「俺も誰も見てない…今日は何か特別な日だっけ?んなわけないよね」と、聞いてみたが聞こえていなかったのか柳沢は
「そうだ、啓太の家でTV見ようや。今頃、このことが放送されてるかもしれないだろ」
確かに!と思ったが今俺は節約中なんだ。コイツを家に入れるわけにはいかないし何より俺が貧乏なのを知られたら、恥ずい!
「あ、俺のテレビ今壊れてんだ。だから買い替えなくちゃならないんだよ〜、ははっ」と無理に笑顔作ってみせた。
「そっかぁ、じゃあさあ」
今度はなんだ?
「そこらへんの家に入ってTV見ようや」
は?
「馬鹿かお前、外に人がいないからってなあ、家にいないとか思ってんだろ。俺たちはもう高校生、見つかったら…」
続きを言おうとした途端。「は?何言ってんだ?啓太。許可とるに決まってるじゃん」
は?先にそれ言っとけよ
偉そうに言ってた俺が馬鹿みたいじゃないか、クッソ恥ずかし〜
「じゃあ、行こうか」
俺たちは40度の暑い中、全身汗だくなのも気にせず走っていた。



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